今増えている「秋の花粉症」
春の花粉症はスギなどの樹木による花粉症と知られていますが、秋の花粉症はブタクサやヨモギ、ススキ(イネ科)などの草木が原因だということです。これらの草木は住宅街や公園など、身近な場所に生息しています。
●秋の花粉症はどんな症状~「のどの痛み」や「じんましん」などが出る。また「スギよりも花粉サイズが小さいので気管支に入りやすく、ぜんそくなど呼吸器に症状が出ることもある」と医学教授は話してます。
●今すぐできる対策~秋の花粉は飛ぶ範囲が狭いので、通勤・通学の際は秋花粉の植物を避けるルートを歩く。また、ゲリラ豪雨の予報が出た際に、花粉対策としてマスクや眼鏡などを持参する。
2024年の秋は花粉が増えているのか?医学教授によると、「今年は特に増えている。特にイネ科の植物の花粉が多い。増えている原因は猛暑とゲリラ豪雨」ということです。その理由について、まず、猛暑で草木の成長が早かったこと。そして、ゲリラ豪雨で発生した上昇気流に花粉が吸い込まれて舞い上がり、その花粉が雨が降る前に落ちてくることで、秋の花粉が増えてきているということです。
今や日本で花粉症は国民病とも言えると思うんですが…起点を調べると、初めて報告されたのが1960年代なので、花粉症の歴史は60年ぐらいしかないんですね!
医学教授は、「我々の生活がかなり西洋様式になってきているからだと思います。今、ふすまがある家や土間がある家など、風通しがいい家はほとんどないですよね。つまり、我々は自然なものと遮断されて生きている。そのために自然なものがたくさん体に入ってくると、それをブロックするためにくしゃみで吹き飛ばしたり、鼻水で洗い流したり、鼻づまりで体の中に入れないようにしたりしているんです。ですから、今の現代社会において、花粉症はある程度避けられない病気になっています。」と語っていた。
私たちは今後どのように自然と共生していくかということが大事だろうと思いました。
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